2006年01月29日

秘密文書 中国の「対日政治工作」全文公開

月刊誌「WILL 3月号」に“秘密文書 中国の「対日政治工作」全文一挙公開”が特集されていた。この文書の存在は過去何回か記事にされたことがある。
今あらためてこの文書を分析するとまさに現在進行形であることが理解できる。

下記のテキストスタイルをwordに編集
中国の「対日政治工作」全文.doc
秘密文書
中国の「対日政治工作」
全文一挙公開!

 この文書は一部ではかねてより知られていた。驚くべき内容である。
中国の対日工作計画がこと細かに、かつ具体的に書かれ、随所に思い当たる点も多い。
 ただし、出所が不明なため「怪文書」扱いされたこともある。
 編集部で取材を続け、そもそもは西内雅なる人物(故人)が日本に持ち込んだということがわかった。
 西内雅氏は明治36年生まれ。
数学の天才と言われ、陸車士官学校を出て内閣総力戦研究所員。東條英機元首相らとも交遊があった。戦後は皇學館大学、京都産業大学、中央学院大学などで教鞭をとった。
 中国、台湾問題などが専門で『中国の正体』『日本の防衛』『ハ千万の運命』などの編著書もある。
 昭和40年代半ばから、香港で日本語学校を運営、文化大革命で中国から逃げてきた中国人に日本語を教えつつ、情報を収集していた時に、この「文書」を入手したといわれる。
 西内氏は「中国と日本の戦いは心の争奪戦」だと語っていたという。
「文書」そのものがこのままの形で存在したものか否かは不明のままだが、内容については信憑性があると判断し、上海領事自殺事件などで中国の諜報活動が問題になっている今、敢えて全文を公開する。
           WILL編集部

A 基本戦略・任務・手段
一 基本戦略
 我が党は日本解放の当面の基本戦略は、日本が現在保有している国力のすべてを、我が党の支配下に置き、我が党の世界解放戦に奉仕せしめることにある。

二 解放工作組の任務
 日本の平和解放は、左の三段階を経て達成する。
 イ 我が国との国交正常化(第一期工作の日標)
 ロ 民主連合政府の形成(第ニ期工作の日標)
 八 日本人民民主共和国の樹立・天皇を戦犯の首魁として処刑(第三期工作の日標)
 田中内閣の成立以降の日本解放第二期工作組の任務は、右の第ロ項、すなわち「民主連合政府の形成」の準備工作を完成することにある。

三 任務達成の手段
 本工作組の任務は、工作員が個別に対象者に接触して、所定の言動を、その対象者に行わしめることによって達成される。すなわち、工作者は最終行動者ではなく、隠れた使嗾者(しそうしゃ)、見えざる指揮者であらねばならない。
以下に示す要領は、すべて対象者になさしめる言動の原則を示すものである。
 本工作の成否は、終始、秘密を保持しうるかどうかにかかっている。
よって、工作員全員の日本人国身分の偽装、並びに工作上の秘密保持法については、別途に細則を以って指示する。

B 工作主点の行動要領

第一 群衆掌握の心理戦
 駐日人使開設と同時になされなければならないのは、全日本人に中国への好感、親近感を抱かせるという、群衆掌握の心理戦である。好感、親近感を抱かせる日的は、我が党、我が国への警戒心を無意識のうちに捨て去らせることにある。
 これは日本解放工作成功の絶好の温床となると共に、一部の日本人反動極右分子が発する「中共を警戒せよ! 日本支配の謀略をやっている」との呼びかけを一笑に付し、反動極右はますます孤立するという、二重の効果を生むものである。
 このために、以下の各項を速やかに、かつ継続的に実施する。

一 展覧会・演劇・スポーツ

 中国の書画、美術品、民芸品等の展覧会、舞劇団、民族舞踊団、民謡団、雑技団、京劇団の公演、各種スポーツ選手団の派遣を行う。
 第一歩は、日本人人衆が中国大陸に対し、今なお持っている「輝かしい伝統文化を持っている国」「日本文化の来源」「文を重んじ、平和を愛する民族の国」というイメージをかき立て、さらに高まらせることである。
 我が国の社会主義改造の誇るべき成果についての宣伝は、初期においては少ない方がよく、全然ふれなくてもかまわない。
 スポーツ選手団の派遣は、ピンポンのごとく、試合に勝ちうるものに限定してはならず、技術的に劣っている分野の選手団をも数多く派遣し、日本選手に学ぶという率直な態度を示して、好感を勝ち取るべきである。

二 教育面での奉仕
A 中国語学習センターの開設。全国都道府県の主要都市のすべてに中国語学習センターを開設し、教師を無報酬で派遣する。教師は、一名派遣の場合は女性教師、複数の場合は男、女半々とし、すべて二十歳代のエ作員を派遣する。受講者資格は、もとより無制限とし、学費は無料または極めて少額とする。
B 大学への中国人中国語教師派遣の申し入れ。中国語学習センターを開設し、日本人青年層に中国語学習熟が高まったところで、私立、公立の大学には個別に、国立大学については日本政府文部省へ中国人中国語教師の派遣を申し入れる。申し入れを婉曲に拒否した場合は、「我が国の純然たる好意、奉仕の精神に対する非礼」を責めれば、日本のマスコミも大衆も、学生も許さないであろう。
 しかし、第一回で全勝を求める必要はなく、全国大学の過半数が受け入れればそれでよい。あとは自然に受け入れ校は増加していくものである。
C 委員会解説。「中日文化交流協会」を拡充し、中日民間人の組織する「日中文化教育体育交流委員会」を開設して実施せしめ、我が大使館は、これを正式に支援する方式をとる。
なお、本校のすべての項目は、初期においては、純然たる奉仕に終始し、いささかも政治工作、思想工作、宣伝工作、組織工作を行ってはならない。

第二 マスコミ工作
 大衆の中から自然発生的に沸き上がってきた声を世論と呼んだのは、遠い昔のことである。次の時代には、新聞、雑誌が世論を作った。今日では、新聞、雑誌を含めいわゆる「マスコミ」は、世論造成の不可欠の道具にすぎない。マスコミを支配する集団の意思が世論を作り上げるのである。
 偉人なる毛主席は「およそ政権を転覆しようとするものは、必ずまず世論を作り上げ、まずイデオロギー面の活動を行う」と教えている。田中内閣成立までの日本解放(第一期)工作組は、事実でこの教えの正しさを証明した。
 日本の保守反動政府を幾重にも包囲して、我が国との国交正常化への道へと追い込んだのは日本のマスコミではない。日本のマスコミを支配下に置いた我が党の鉄の意志とたゆまざる不断の工作とが、これを生んだのである。
 日本の保守反動の元凶たちに、彼等自身を埋葬する墓穴を、彼等自らの手で掘らせたのは、第一期工作組員である。田中内閣成立以降の工作組の組員もまた、この輝かしい成果を継承して、さらにこれを拡大して日本解放の勝利を勝ち取らねばならない。

一 新聞・雑誌
A 接触線の拡大。新聞については、第一期工作組が設定した「三大紙」に重点を置く接触線を竪持強化すると共に、残余の中央紙及び地方紙と接触線を拡大する。
 雑誌、特に週刊誌については、過去の工作は極めて不十分であったことを反省し、十分な人員、経費を役入して掌握下に置かねばならない。
接触対象の選定は「十人の記者よりは、一人の編集責任者を獲得せよ」との原則を守り、編集を主対象とする。
B 「民主連合政府」について。「民主連合政府」樹立を大衆が許容する温床を作り上げること、このための世論造成、これが本工作を担当する者の任務である。
 「民主連合政府」反対の論調をあげさせてはならぬ。しかし、いかなる方式かを問わず、マスコミ自体に「民主連合政府」樹立の主張をなさしめてはならない。これは、敵の警戒心を呼び覚ます自殺行為に等しい。
「民主連合政府」に関連ある事項を全く報道せず、大衆はこの問題についで無知、無関心であることが最も望ましい状態である。
 本工作組の工作の進展につれて、日本の反動極右分子が何等の根拠もつかみ得ないまま焦慮に耐え得ず、「中共の支配する日本左派勢力は、日本赤化の第一歩として、連合政府樹立の陰謀を進めている」と絶叫するであろう。
 これは否定すべきであるか?。 もとより否定しなければならない。しかし、否定は真正面から大々的に行ってはならず、計画的な慎重な間接的な否定でなければならない。「極右の悪質なデマで、取り上げるにも値しない」という形の否定が望ましい。
C 強調せしむべき論調の方向
@ 大衆の親中感情を全機能を挙げてさらに高め、蒋介石一派との関係は完全に断つ方向へ向かわせる。
A 朝鮮民主主義人民共和国ならびにベトナム民主共和国との国交樹立を、社説はもとより全紙面で取り上げて、強力な世論の圧力を形成し政府にその実行を迫る。
B 政府の内外政策には常に攻撃を加えて反対し、在野諸党の反政府活動を一貫して支持する。特に在野党の反政府共闘には無条件で賛意を表明し、その成果を高く評価して鼓舞すべきである。大衆が異なる政党の共闘を怪しまず、これになじむことは、在野諸党の連合政府樹立を許容する最大の温床となることを銘記し、共闘賛美を強力になさしめるべきである。
C 人間の尊重、自由、民主、平和、独立の強調 ここに言う「人間の尊重」とは、個の尊重、全の否定を言う。「自由」とは、旧道徳からの解放、本能の開放を言う。「民主」とは、国家権力の排除を言う。「平和」とは、反戦、不戦、思想の定着促進を言う。「独立」とは、米帝との提携の排除、社帝ソ連への接近阻止をいう。

ニ テレビとラジオ
A これらは、資本主義国においては「娯楽」であって、政府の人民に対する意志伝達の媒介体ではない。この点に特に留意し、「娯楽」として利用することを主点とすべきである。具体的な方向を示せば、「性の解放」を高らかに謳い上げる劇又は映画、本能を刺激する音楽、歌謡等は望ましい反面、スポーツに名を借りた「根性もの」と称される劇、映画、動画、または歴史劇、映画、歌謡ならびに「ふるさとの歌祭り」等の郷土愛、民族一体感を呼びさますものは好ましくない。前者をより多く、後者をより少なく取り上げさせるよう誘導せねばならない。
B テレビのニュース速報、実況報道の利用価値は極めて高い。画面は真実を伝えるものではなく、作るものである。目的意識を持って画面を構成せねばならない。
C 時事解説・教養番組等については、新聞について述べた諸点がそのまま適用されるが、これは極めて徐々に、少しずつ注意深くなされねばならない。

三 出版(単行本)
A 我が国への好感、親近感を抱かせるものを、第一に取り上げさせる。
風物写真集、随筆、家庭の主婦が興味を抱く料理、育見所の紹介など、受け入れられやすいものを多面にわたって出版せしめる。
B 社会主義、毛沢東思想などに関する理論的著作も好ましい。しかし、我が国の社会主義建設の成果、現況については、極右分子の誹謗を困難ならしめるよう配慮させねばならない。
C マスコミの主流から締め出された反動極右の反中国の言動、単行本に出路を求めているが、これは手段を尽くして粉砕せねばならない。
特に、社会主義建設の途上で生じる、やむを得ない若干のゆがみ、欠点について、真実を伝えると称してなされる暴露報道を絶対に放置してはならない。これらについては、誹謗、デマで両国関係を破壊するものであるとして、日本政府に厳重に抗議すると共に、出版社主、編集責任者、業者を告訴して根絶を期すべきである。
D 一般娯楽面の出版については「デンマークの進歩を見習え」として、出版会における「性の解放」を大々的に主張せしむべきで、春画、春本の氾濫は望ましい。
E 単行本の出版についての今一つの利用法は「中間層文筆業者」の獲得である。「中間層」とは思想的に純正左派、または右派に属しない、中間の動揺分子を言い、「文筆業者」とは、およそ文筆を以て世論作りにいささかでも影響を与え得る者すべてを言う。彼等に対しては或いは原稿料を与え、或いは出版の支援をなして接近し、まず「政治的・思想的立場の明快さを欠く」中間的著作をなさしめ、徐々に我が陣営へと誘導する。

四 本工作にマスコミ部を設けて諸工作を統轄する

第三 政党工作
一 連合政府は手段
 日本の内閣総理は、衆参両院の本会議で首班指名選挙を行って選出される。両院で議員総数の過半を掌握すれば、人民の意志とは関係なく任意の者を総理となし得るのである。
 一九七二年七月の現況で言えば、自民党の両院議員中、衆議院では約六十名、参議院では十余名を獲得して、在野党と同一行動を取らせるならば、野党連合政府は容易に実現する。しかし、この方式を取るならば、社会党、公明党の発言権を益するにとどまり、かつ擬人の単独多数党は依然として自民党であり、この二点は純正左派による「日本人民共和国」成立へと進む阻因となることは明らかである。
 自民党のみではなく、社会党、公明党、民主社会党もまた、無産階級の政党ではなく、最終的には打倒されるべき階級の敵の政党であることを忘れてはならない。
 本工作組に与える「民主連合政府の樹立」という任務は、日本解放の第二期における工作日標にすぎず、その実現は第三期の「日本人民民主共和国」樹立のための手段に過ぎない。
 共和国樹立へ直結した、一貫的計画のもとに行われる連合政府工作でなければ、行う意義はまったくない。

二 議員を個別に掌握
 下記により国会議員を個別に掌握して、秘密裏に本工作員の支配下に置く。
A 第一期工作組がすでに獲得したものを除き、残余の議員全員に対し接触線を最少四線設定する。
B 右のほか、各党の役職者及び党内派閥の首長、有力者については、その秘書、家族、強い影響力を持つ者の三者に、個別に接触線を最少二線設定する。
C 右の接触線設定後、各線を経て知り得る全情報を整理して、「議員身上調査書」の拡充を期し、公私生活の全貌を細大もらさず了解する。
D 右により各党ごとの議員を「掌握すべき者」と「打倒排除すべき者」に区別し、「掌握すべき者」については「連合政府の樹立にのみ利用しうる者」「連合政府樹立より共和国成立に至る過渡期においても利用し得る者」とに区別する。
 ここに言う「打倒・排除」とは、その議員の党内における勢力をそぎ、発言権を低下せしめ、孤立に向かわせることを言う。
E 「掌握」又は「打倒」は調査によって明らかとなったその議員の弱点を利用する。
 金銭、権力、名声等、欲するものを与え、又は約束し、必要があれば
中傷、離間、脅迫、秘している私事の暴露等、いかなる手段を使用してもよい。
 敵国の無血占領が、この一事にかかっていることを思い、いかなる困難、醜悪なる手段も厭うてはならず、神聖なる任務の遂行として、やり抜かねばならない。

三 招待旅行
 右の接触線設置工作と並行して、議員及び秘書を対象とする、我が国への招待旅行を左の如く行う。
A 各党別の旅行団。団体の人数は固定せず、実情に応じて定める。但し、団体構成の基準を、「党内派閥」「序列」「年齢」「地域別」「その他」そのいずれかにおくかは慎重に検討を加え、エ作員の主導のもとに、我が方に有利になる方法をとらしむるよう、工作せねばならない。
B 党派を超えた議員旅行団。議員の戦果、当選回数、選挙区、選挙基盤団体、出身校を子細に考慮し、多種多様の旅行団を組織せしめる。
C 駐日大使館開設後一年以内に、全議員を最低一回、我が国へ旅行せしめねばならない。自民党議員中の反動極右分子で招待旅行への参加を拒む者に対しては、費用自弁の個人旅行、議員旅行団以外の各種団体旅行への参加等、形式の如何を問わず、我が国ヘー度旅行せしめるよう工作せねばならない。
D 旅行で人国した議員、秘書の内、必要なる者に対して、国内で「C・H・工作」を秘密裏に行う。

四 対自民党工作
A 基本方針
 自民党を解体し、多数の小党に分裂せしめる。
 自民党より、衆議院では六十名前後、参議院では十余名を脱党せしめて、連合政府を樹立するというが如き、小策をとってはならないことは先に述べた所であるが、右派、左派の二党に分裂せしめることも好ましくない。これは、一握りの反動右翼分子が民族派戦線結成の拠点として、右派自民党を利用する可能性が強いからである。
 従って、多数の小党に分裂する如くエ作を進めねばならず、また表面的には思想、政策の不一致を日実としつつも、実質的には権力欲、利害による分裂であることが望ましく、少なくとも大衆の目にはそう見られるよう工作すべきである。
B 手段
@ 自民党内派閥の対立を激化せしめる。
 自民党総裁選挙時における派閥の権力闘争は常に見られる現象で、通常は総選挙を経て若干緩和され、一つの党として受けて曲りなりにも保持していく。今回はそれを許してはならない。田中派と福田派の対立の継続と激化、田中派と大平派、三木派、三派の離間、中間五派の不満感の扇動等を主点として、第一期工作組は工作を展開中である。総選挙後、若干の変動があっても、派閥の対立を激化せしむるという工作の原則は変わらない。
A 派閥対立を激化せしめる最も有効な方法は、党内の非主流派となって政治活動資金の調達に困難を生じている各派に個別に十分な政治資金を与えることである。政治献金は合法であり、これを拒む政治家はいない。
問題は方法のみであり、工作員からAへ、AからBへ、BからCへ、CからDに、Dから議員又は団体という如く間接的に行うのは言うまでもない。
B 先に述べた議員個人の掌握は、それ自体が連合政府樹立の有効な手段となるが、派閥対立激化についても活用するのはもとよりである。

五 対社会・公明・民社各党工作
A 基本方針
@ 各党内の派閥闘争を激化せしめ、工作による操縦を容易ならしめる。
派閥というに足りる派閥なき場合は、派閥を形成せしめる工作を行う。但し、党を分裂せしめる必要はなく、分裂工作は行わない。
A 日本共産党を含めた野党共闘を促進する。
B 手段 
自民党の項に同じ。

六 「政党工作組」で統轄
 対政党工作は「連合政府樹立工作」の中心をなすものであり、本工作組に政党工作部を設け、その下部機構を、自民党班、社会党班、公明党班、民社党班の四班に分かち、各班ごとに派閥名を冠した派閥小組を設ける。

第四 極右極左団体工作
一 対極右団体
 我が党は日本解放、日本人民共和国樹立工作を進めるに当たって、日本の極右団体に対する対策は必要であるか? 必要だとすれば、いかなる対策を立てて工作を進めるべきか?
 第一に認識しなければならない彼我の関係は、彼等は利用し得べき中間層に属するものではなく、水火相容れざる敵であることである。では、彼等の現有勢力はどうか?
 東京における極右団体数は約百八十余。シンパも含めて人数は約四十万、全国には一人一党的なものも含めれば約八百団体、総数百万未満で問題にするには足りない。
 世論の動向はどうか?
 我が方は、いち早く「マスコミ」を掌握して、我に有利なる世論作りに成功した。
 敗戦日本を米帝が独占占領したことは悪質極まる罪悪であるが、米帝が日本の教育理念、制度を徹底的に破壊し、国家・民族を口にすることが、あの悲惨な敗戦をもたらした軍国主義に直結するものであると教育せしめたことは、高く評価されねばならない。
 極右は、かつて輝かしい成果を収めたように、「国家」「民族」というスローガンで民衆に近づく道を封じられているのである。否、彼らがそれを強調すればするほど、民衆は彼等から離れていくのである。
 八百に分裂し、マスコミを敵とし、直接に民衆へ呼びかけても、効果が上がらぬ彼等は、翼なきタカであるか?
 工作の対象として取り上げるに値しないものであるか?
 ここで我々は、日本解放工作の最も困難なる点、即ち、我が方の弱点の所在を十分に承知しておかなければならない。
@ 国会議員の過半数を工作組の掌握下に置き、国会での首班指名選挙で、我が方の望む人物を選出させ、連合政府を成立させることは合法行為で可能である。
A 右は日本人大衆の意志とは、関連なく行い得る。
B マスコミは右の工作が順調に進むよう、背後に隠れ全面的に支援する。
 右の三点から連合政府樹立については、極右勢力がその阻害の素因となる恐れはほとんどない。もし彼等が連合政府樹立前に武装反革命戦をひき起こせば、世論の総攻撃を受け、日本官憲によって弾圧粉砕されることは問違いない。
 問題は、連合政府樹立直後の民心の大変化にある。大衆は「連合政府―共和国成立」という革命図式がデマでなく真実だと直感するであろう。
彼等をだまし続けてきたマスコミヘの怒り、彼等の意志を完全に無視して首班指名選挙を行った議員への怒り、生活様式が一変するという恐怖感、これらが組織されて爆発したらどうなるのか?
 この時点で、統一された組織をあやつる極右勢力が存在すれば、これほど大きな危険はない。彼等の微小な力「一」は、たちまちにして「百」「千」となろう。大衆は、彼等の武装決起に背を向けないどころか、それを望み、それに投じるであろう。もとより、最後の勝利は我が方に帰するが、一時的にせよ、内戦は避けられず、それは我々の利益とはならない。
 以上の分析に従えば、対策は自ずから決まってくる。
A 極右のマスコミ奪回の反激戦に対しては、常に先手をとって粉砕せねばならない。
B 極右団体の大同団結、乃至は連携工作を絶対に実現せしめてはならない。あらゆる離間、中傷工作を行って、彼等の感情的対立、利害の衝突を激化させねばならぬ。
C 各団体ごとに、早期に爆発せしめる。彼等の危機感をあおり、怒りに油を注ぎ、行動者こそ英雄であるとたきつけ、日本の政界、マスコミ界、言論大等の進歩分子を対象とする暗殺、襲撃はもとより、我が大使館以下の公的機関の爆破等を決行するよう、接触線を通じて誘導する。我が公的機関の爆破は建物のみの損害にとどめ得るよう、準備しておけば実害はない。事後、日本政府に対して厳重抗議し、官憲をして、犯人の逮捕はもとより、背後団体の解散をなさしめ、賠償を要求し、マスコミには、全力挙げて攻撃させ、人民の右派嫌悪をさらに高め、定着させる。
D 右のため、必要な経費と少量の米製武器弾薬を与える。これは蒋介石一派が日本の極右に資金・武器を与えたのである、と日本官憲に信じ込ませる如く工作して、二重の効果を生むよう配慮せねばならない。
E 本工作は工作組長自ら指揮する直属機関「P・T・機関」をして実施せしめる。

二 対極左団体工作
A 学生極左団体は、一定任務を与え得ない団体(又は個大)と、一定任務を与え得る者と区別して利用する。
B 前者には、資金・武器を与えて小規模な武装暴動を頻発しめ、全国的な社会不安を高めると共に、日本官憲をして奔命に疲れせしめる。犯大及び直接関係者は、駐日大使館において保護し、必要ある場合は我が国の船舶で中国に逃亡せしめる。
C 後者には、各階層の極右分子中、我が工作の著しい阻害となる者に対しての暗殺・脅迫・一時的監禁等を使用する。その保護については前項に同じ。
D 前一一項に関連して起きる、日本官憲による我が大使館への「犯人引き渡し要求」又は「捜査への協力要請」は、その事実なし、必要なしとして断固拒否する。続いて、マスコミの全力を挙げて官憲の不当を攻撃せしめ、日本政府へは、国交断絶も辞せずと圧力を加え、官憲の要求を制約せしめる。
E 逮捕された犯人に対する援助は一切行ってはならない。又、その犯人との接触に使用した中間連絡者に対しては、ただちに「P・T・機関」をして必要、適切なる処置を構ぜしめ、官憲の追跡捜査を許してはならない。
F 本工作は、対極右工作とともに「P・T・機関」をして実施せしめる。

第五 在日華僑工作
一 華僑の階級区分 
約五万三千名に上る在日中国人は、現在の思想、言動を問わず、本質的には資産階級、小資産階級に属する階級の敵であって、無産階級も同志ではない。しかし日本大民共和国成立以前においては、彼等を「階級の敵」と規定してはならず、統一戦線工作における「利用すべき敵」に属するものとして規定し、利用し尽くさなければならない。

二 工作の第一歩・逃亡防止
 国交正常化が近づくにつれて、彼等は必然的に動揺し不安を感じる。
不安の第一は、我が駐日大使館開設後、祖国へ帰国させられるのではないか? その際、在日資産を処分して得た携帯又は送金外貨を帰国後、中国銀行に預金させられ封鎖されるのではないか、との不安である。
 第二は、蒋介石一派の言動をとっていた者、及び「台湾独立運動」に従事していた者の罪を恐れる恐怖不安である。
 これに対し「居住の許可、私有財産の保護は日本政府の保証する所であり、中共大使館の干渉し得ざる内政干渉があること」「民主国日本においては、思想・言動の自由が保護されており、それが外国人に及ぶことは、国府大使館時代の実例で証明されていること」等を挙げて、第一期、第二期工作員とともに、彼等の不安解消に全力を挙げ、彼等に日本残留を決定せしめなければならない。
 対在日華僑対策の第一歩は、彼等を掌握して利用するために日本へとどめることであり、決して台湾又は東南亜各地へ逃亡させてはならない。

三 工作の第二歩・青少年把握
 工作の第二歩は、華僑の小・中・高校・大学等の生徒学生及び青年を、先ず掌握することである。
A 駐日大使館開設と同時に、大使自ら各地の華僑学校へ赴き、祖国からの贈物として、施設拡充に十分なる寄付金を無条件で与え使用させる。同時に、政治色のない図書館を大量に寄付する。
B 祖国から来日するスポーツ選手団の試合、各種の公演、展覧会に、青少年を無料で招待する。
C 華僑学校へ女性の中国教師一名を派遣する。この一切の費用は大使館で負担する。教師は初期においては一切、思想・政治教育を行わず、忠実熱心な教員として全生徒の信望を勝ちとることに全力を尽くす。続いて、語学教育を通じて、全生徒に祖国愛をいだかせること、及び生徒を通じて自然にその家族の状況を知ることの二点を任務に加える。教員数も、教員に与える任務も漸増するが、その時期を誤ってはならない。
D 祖国観光旅行。派遣教員による生徒の掌握が進んだ時点で、祖国観光旅行へ招待する。この後、次第に、政治・思想教育を行って青少年を完全に掌握する。

四 国籍の取得
A 駐日大使館開設後直ちに、在日華僑の中国国籍の取得、パスポート発給申請の受理を開始するが、決して強制してはならず、且つ受理期間を制限してはならない。あくまでも、彼等が個人の意志で決定し、自発的に申請するという形式を取らせねばならぬ。時間がかかることは問題とするに足らない。
 掌握せる青少年に「中国人が中国の国籍をとるのは当然のことである」との考えが徹底すれば、彼等は自然に両親を説得する。これ青少年の自発行為であり、子供と共に行動する親の行為もまた自発的行為であることは言うまでもない。
B 日本政府に対しては「在日中国人の国籍問題について」の秘密交渉を申し入れ、左記を要求する。
@ 在日中国人の日本への帰化を認めてはならないこと。
A 在日中国人で中国国籍を取得せず、無国籍者を自称する者に対しては、各地の在日居留機関が満期となる際、居留期間の延長許可を与えてはならないこと。
B 蒋介石一派が発給するパスポートを認めない。その所侍者に、日本居住を許可してはならないし、旅行入国をも認めてはならない。中国人について、二種類のパスポートを認めることは、二つの中国を作る陰謀に該当する最も悪質な反中行為であることを認めること。

五 中国銀行の使用を指定
A 在日華僑の大部分は商人であり、その年商総額は約一兆円に達している。駐日大使館開設と同時に、日本に進出して各地に支店を設ける中国銀行は、中国との貿易に従事するすべての日本商社に口座を開設せしめるほか、華僑については、その大部分の資産を中国銀行へ預金せしめる如く工作せねばならない。
B 資産階級は狡猾無比で、資産を分散隠匿して保全を図る習性を持つ動物である。正面からの説得で、取引銀行を中国銀行一本に絞ることはあり得ない。
 青少年の掌握、国籍取得がゆきわたり、日本政府が我が方の国籍問題についての要求を入れ、もはや我が大使館の意志に抗し移行することは困難となった段階で、左の諸点を実施する。
@ 「祖国の銀行を使おう」「事実で素朴への忠実を示そう」等のスローガンのもとに「中国銀行への預金運動」を華僑自体に展開させる。青少年に運動の先鋒隊として宣伝、説得工作をなさしめると共に、父母の言動を監視せしめ、実行しない場合は摘発せしめる。
A 預金を中央銀行一本に絞らなければ、パスポートの有効期限の延長申請を大使館は受理しないであろう、と意識的なデマを口から口へ伝えて、「延長申請が許可とならねば無国籍となって日本に居住できない」との不安をあおる。
B 華僑仲間の密告を「祖国への忠誠行為」として奨励することを暗示する。

六 政治・思想教育
 国籍を取得し、預金を中国銀行に集中せしめた後において、五万三千の華僑を、日本解放のためのー戦力となすべく、政治教育、思想教育を開始する。
七 「華僑工作部」で統轄
 本工作に「華僑工作部」を設け、全工作を統轄せしめる。

C 統轄事項

一 派遣員数・身分・組長の出身
 本工作員の組員は、組長以下約二千名を以って組織する。大使館開設と同時に八百名、乃至一千名を派遣し、以後、漸増する。
 組長以下全員の公的身分は「大使館員」「新華社社員」「各紙特派員」「中国銀行員」「各種国営企業代表又は派遣員」「教員」の身分で赴任する。
組員は、その公的身分の如何にかかわらず、すべて本工作組長のみの指揮を受け、工作組の工作に専従する。
組員は、一部の責任者、及び特殊工作を行う者のほか、全員「第四八党校」日本部の出身者中より選抜する。

二 経費
 本工作での必要経費は、すべて中国銀行東京支店より支出される。中国銀行は、日本国内で華僑及び日本商社より吸収する資金中、銀行業務の維持に必要なる額を除き、残余は全額、本工作のために支出する。 華僑預金は、日本人民民主共和国成立後は、全額没収するものであるから、将来において預念者に返還することを考慮に人れておく必要はない。
 本工作組長は、常に中国銀行東京支店、党支部書記と密接に連結し、資金運用の円滑を図らねばならない。

三 指令・関係文献の取扱い
A 本指令、及びエ作組織系統表、工作員名簿等の下達は、組長、副組長のみに限定する。
B 関係文献はすべて組長自ら保管する。
C 関係文献の複印、筆写は厳禁する。
D 工作組の各部責任者に対しては、訓練期間中に、組長より個別にその所管事項について、指令内容を伝え記憶せしめる。
E 組員に対しては、その所属する各部責任者が、その組員に担当せしめんとする事項についてのみ教育訓練する。
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2006年01月19日

中国の公開処刑写真

中国の公開処刑
いまどき一般国民の面前で銃殺刑にするなんて共産国家の中国か北朝鮮ぐらいのものか
世界で一番人民を殺しているのが中国
移植手術のため死刑囚の死刑執行の時期を合わせるのは中国、ロシア
ソノお世話になっているのが自由主義社会
なんともやりきれない話
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2004/12/200412130343.shtml
posted by ディポ at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 外国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月14日

旧宮家3男児の系図

◎神武天皇の血継承
皇位を継承する男系男子に嫁ぐ"という形でしか愛子さまのご結婚は難しいという主張ですが、では誰に皇位継承者になっていただけばいいのでしょうか?

 「恐れ多いことですが、重大な問題なので具体的に想定させていただきます」として中川筑波大学教授は、愛子さまと年齢が近い旧宮家の三人の男児が候補だと提言しています。
 旧賀陽宮家の在デンマーク大使館一等書記官、賀陽正憲氏(四六)の長男、二男(いずれも小学生)と旧東久邇宮家の住宅建材商社勤務、東久邇照彦氏(二六)の長男(ニっ)です。
いずれも神武天皇以来の男系の血を継承しています=系図。

 皇太子さま(または秋篠宮さま)の次の天皇に即位すると仮定した場合、男系でたどると、三人とも三十九親等離れた皇位継承になります。しかし、女系を含めた通常の数え方だと、旧賀陽宮家の二人は香淳皇后を介して九親等、旧東久邇宮家の一人は昭和天皇の長女、東久邇成子さんを介して六親等です。

 旧宮家はいずれも約六百年前に今の天皇陛下の血筋と分かれた伏見宮家の系統ですが、中川筑波大学教授は伏見宮系は決して傍系ではないと指摘します。
 「伏見宮系は"祖系"(源流)。光格天皇以降、今の天皇陛下に続く閉院宮系はそこから分かれた″支系″といえます。伏見宮家はいざというときに皇位を継ぐため創設された宮家。こういうときこそ出番なのです」

今から皇籍復帰を約六十年前に皇籍を離れた一家が復帰するのは非現実的だという声もありますが、中川氏は「二千年の歴史の中で六十年は一瞬。それに、皇位継承の危機が訪れるのは数十年後。今、皇籍復帰していただけば、その間に皇族らしくなるし、天皇となる方への教育もできます」と話します。

 旧竹田宮家の竹田恒泰氏も昨年出版した著書で、皇籍復帰について「皇室の尊厳と存在意義を守り抜くために、旧皇族の男系男子は責任を感じなくてはならない」と述べています。     
 三人の男児には今から皇族としての生活になじんでもらい、そのうちのどなたかに天皇に即位していただき、愛子さまには皇后になっていただく。中川氏は「それが皇統を継続する唯一の方法」と断言します。

 このように男系男子を維持する方法の提言があるほか、皇太子さまや秋篠宮さまに男児が誕生されるのを国民が待望していることも事実です。政府や国会には二千年の伝統を踏まえた責任ある判断が求められます。 (産経新聞18.1.3付)

旧宮家3男児をめぐる系図2-_640.jpg
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2006年01月13日

「文芸春秋」2月号の寛仁さまご発言要旨

「短期間で結論、拙速」女系天皇容認 改めて批判 
天皇さまというご存在は、神代の神武天皇から百二十五代、万世一系で続いてきた日本最古のファミリーであり、神道の祭官長とでも言うべき伝統、さらに和歌などの文化的なものなど、さまざまなものが天皇さまを通じて継承されてきました。世界に類を見ない日本固有の伝統、それがまさに天皇の存在です。

 その最大の意味は国にとっての振り子の原点のようなものだと私は考えています。国の形が右へ左へ、さまざまに揺れ動く、しかし、いつもその原点に天子様がいてくださるから国が崩壊せずにここまで続いたのではないか。

 (有識者)会議の構成に私が□を挟むわけにはいきませんが、わずか十七回、三十数時間の会議でこれほどの歴史と伝統を大改革してしまうことが果たして認められるのでしょうか、あまりに拙速に過ぎませんかと強く申し上げたい。

 たとえばかつて十代八方の女帝がいらした。これが女帝論議に火をつけていますが、そのほとんどは皇女、つまりお父様が天皇でいらした男系の女子です。また、もともと皇后でいらして天皇が亡くなられたために即位された方も多い。御家系で適齢期の方が即位されるまでのピンチヒッターとしての即位で、独身で即位された方は終生、結婚なさいませんでした。

 今認められようとしている女系天皇は、全く意味が違う。二千六百六十五年間連綿と男系による血のつながりで続いてきた天皇家の系図を吹き飛ばしてしまうという事実を国民にきちんと認識してもらいたい。

 畏れ多いたとえですが、愛子さまが男性と結婚されて、お子様が生まれれば、その方が次の天皇さまになられる。
こうしたことを繰り返せば、百年も経たないうちに天皇家の家系というものは一般の家と変わらなくなってしまいます。

 そのとき国民の多くが天皇というものを尊崇の念でみてくれるのでしょうか。日本の歴史に根ざしているこの天皇制度が崩れたら、日本は四分五裂してしまうかもしれない。この女系天皇容認という方向は、日本という国の終わりの始まりではないかと私は深く心配するのです。

 今の典範のままではいずれ先細りで皇位継承者がいなくなる可能性はありますから、陛下がご自分の御世で確かな方法を考えて欲しいというくらいのことをおっしゃった可能性はあるかもしれません。

しかし、具体的に女系を容認せよ、とか長子優先とか、そうおっしゃる可能性は間違ってもない。陛下はそういうことをおっしゃる立場ではないし、非常に真面目な性格からしてもそのような不規則発言をなさることはあり得ないでしょう。

 私が国民にお願いしたいのは愛子さまが即位されるにしても、少なくとも三十年から四十年先であり、その間にこれまで皇統を維持するために先人がどんな方策を取ってきたかという事実をよく考え、さまざまな選択肢があると認識し、物事を決めて欲しいということです。
posted by ディポ at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統・文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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