2006年09月04日

「アジア7か国世論調査」で東南アジア・インドは対日関係「良い」9割

読売新聞社など共同世論調査 自衛隊海外派遣「賛成」が多数
 読売新聞社は、韓国日報社、ギャラップ・グループと共同で、「アジア7か国世論調査」を実施した。
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東南アジア諸国では、「日本との関係が良い」と見る人が9割以上に達した。「日本を信頼できる」人も7〜9割を占め、対日感情の良さが裏付けられた。一方、急速な経済発展を背景に、東南アジアでの中国の好感度も増しており、関係強化の進展が示された。
 調査は、インド、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、韓国および日本の7か国で、6月下旬から7月中旬にかけて面接方式により実施した。アジアの複数国で同時に世論調査を行ったのは1995年、96年に続き3回目。
 日本との関係が「良い」は、インドネシアとタイでは「非常に」と「どちらかといえば」を合わせてそれぞれ96%に達し、ベトナムで計92%、マレーシアでは計91%に上った。この4か国では、同じ質問をした95年調査でも「良い」が9割超だった。初めてこの質問をしたインドでも「良い」は計89%に上った。「日本を信頼できる」は「大いに」と「多少は」を合わせてタイが92%で最多。東南アジアで最も低いベトナムでも計75%だった。
 「日本は世界に良い影響を与えているか」では、「与えている」がインドネシアで計91%。東南アジア、インドでは8割を超えた。
 日本が国際社会で積極的な役割を果たすことへの期待も強かった。
 人道復興支援のための自衛隊海外派遣に「賛成」は、インド洋大津波の被災地支援で自衛隊が派遣されたインドネシアで計83%に上った。韓国以外の国で「賛成」が「反対」を上回った。

日本の首相の靖国神社参拝を「構わない」という人は、タイで59%、マレーシアでは52%に上った。ベトナム、インドでも多数。韓国、インドネシアでは「そうは思わない」が各86%、41%で、「構わない」を上回った。

「中国の経済発展が、自国経済に与える影響」では、 「プラスの影響が大きい」がインドネシアとマレーシアで66%に上るなど「プラス」が5か国で多数を占めた。「マイナス」が多数だったのは、韓国(42%)と日本(36%)だった。

アジア7か国世論調査細部
経済良好続く「親日」韓国除き
 「アジア軽視」との指摘もある小泉外交にもかかわらず、東南アジアやインドでは日本の印象が極めて良いことが読売新聞社が行ったアジア7か国世論調査」で分かった。小泉首相の靖国神社参拝への反発も少なかった。経済面での日本の評価が高いことが背景にあるが、その一方で、発展著しい中国の存在感が増大していることも浮き彫りになった。
 (世論調査部山本淳一。本文記事1面)

■対日意識
 日本に「良い印象」を持つ人は、インドで計96%、インドネシアで計94%に達し、マレーシア、タイ、ベトナムでも計90%前後となった。「日本との関係が『良い』」でも、各国で9割かそれ以上に上った。
 これに対し、靖国問題などで関係が悪化している韓国では、日本に「悪い印象」を持つ人、「関係が『悪い』」という人がともに計80%以上だった。

 韓国以外の国では、同じ質問をした1995年調査と同様に対日感情が良好だったことから、靖国参拝など歴史問題の影響は最小限にとどまったと見られる。良好な関係が維持された理由としては、日本との経済関係が良いことが挙げられる。
 自国経済にとって大切な国・地域を三つまで選んでもらったところ、インドネシアの80%をはじめ東南アジア4か国で「日本」がトップを占めた。インドでは「米国」に次いで2位だった。
■靖国問題
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 今回の調査では、靖国問題を聞いたが、日本国内と同様に、東南アジアの4か国でも意見が分かれた。日本の首相が靖国神社に「参拝しても構わない」という人(日本では60%)は、タイ、マレーシア、ベトナムで多数だった。インドネシアでは「そうは思わない」(41%)が「構わない」(37%)を上回った。ただ、「答えない」が各国とも20%前後あった。
 靖国神社にA級戦犯がまつられていることに「納得できる」人(日本計46%)は、タイ、マレーシアで計50%台だった。インドネシアとベトナムでは「納得できない」が多く、インドネシアでは57%に上った。
「第2次世界大戦中に、日本軍が自国や他のアジア諸国で行なった行為は、今でも自国と日本の関係の発展を妨げていると思うか」では、「妨げていると思う」が多数を占めたのは韓国(75%)だけだった。東南アジアの4か国では「そうは思わない」が多かった(ベトナム73%、マレーシア66%、インドネシア62%、タイ49%)。 自衛隊を人道復興支援のために海外派遣することに「賛成」する人(日本計50%)は、東南アジアの4か国とインドで多数を占めた。一方、韓国は「反対」(計56%)が「賛成」(計42%)を上回った。

■「中国」を好感 経済発展で影響増大
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 台頭する中国を、各国はどう見ているのか。
 中国に「良い印象」を持つ人は、マレーシア、タイ、インドネシアで計80%を超え、特に、インドネシアは95年調査の計31%から大幅に増えた。中国の経済発展が自国経済にプラスの影響を与えていると見る人が多いためと見られる。
 「今後、最も経済力を持つ国・地域」(三つまで選択)では、96年調査で日本以外のすべての国で「日本」を挙げる人が最多だったが、今回は「中国」と二分した。東南アジアの4か国で見ると、マレーシアとベトナムで、「中国」が「日本」を上回った。
  「今後、経済力も含めて、アジア地域に最も影響力を持つ国・地域」 二つ選択)では、マレーシア、タイ、ベトナムで「中国」がトップだった。
 中国が存在感を増したことに伴い、東南アジアでは日中関係の悪化を懸念する見方も多かった。
  「靖国問題で日中関係が悪化していることが、アジア地域全体に悪影響を与えると思うか」との質問では、タイ以外の国で「そう思う」が「そう思わない」を上回った。マレーシア(計60%)とインドネシア(計53%)では半数を超えた。



posted by ディポ at 19:36| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by 時計 アンティーク at 2013年08月03日 10:21
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